ついに!「天穂のサクナヒメ」の出荷本数が100万本を突破したそうです!
大豊作ですぞ!
発売からすぐ「令和の米騒動」と呼ばれるほどの話題を巻き起こし、インディーズ発のゲームとして異例の大ヒットを飛ばした「天穂のサクナヒメ」。自分が音楽を担当した作品がこんなに人気が出るとは、作曲家として冥利に尽きるの一言です。
依頼を引き受けたときは正直ここまでの大作になるとは思わず、インディーズのPCゲームのひとつくらいに考えていたのですが、SWITCH等での展開が決まり開発の規模がどんどん大きくなっているのを知って、とんでもないところに関わらせていただいているなあと徐々に実感が湧いてきました。
音楽関係の制作は2018年くらいでだいたい終わっており、その後は単発で追加曲を作るくらいでゲームの収穫をじっくり待っていたのですが、開発側はその頃からもずっと発売日に至るまで苦心に苦心を重ねていたようで、ようやく発売されたときには最初の話をいただいてから5年もの月日が経っていました。
しかし、それほどまでにこだわり抜いた甲斐があってこその大ヒットだと思います。私自身はその中でどれほど貢献できたかはわかりませんが、幸いにも主題歌「ヤナト田植唄・巫 ―かみなぎ―」が朝倉さやさんの圧倒的な歌唱とあいまって人気を博したり、「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」の2020年新曲ランキングで「樹 ―いつき―」が1位になるなど、ゲーム人気のおかげでありがたい評価をいただくことができました。
少しでも盛り上がりに貢献しようと全楽曲解説記事を書いたり、ついにはアレンジアルバムも完成させたりと、自分なりに精一杯頑張ったつもりです。まだご覧になっていない方はぜひゲームとあわせてお楽しみいただければ嬉しいです。
今後も、発売の話が上がっているオリジナルサウンドトラックや、ファミ筝のコンサートでの演奏など、サクナの音楽に関わる動きはまだありそうです。私も非常に楽しみにしていますので、ぜひこれからもご注目ください!