2021年5月4日火曜日

【奏】参加アーティストインタビュー 第8回:k-waves LAB

天穂のサクナヒメ 実演楽曲集 奏 ―かなで―』、メールインタビューの第8回はk-waves LABさんです。



ホイッスル・フィドル・ブズーキなどのアイリッシュ楽器の演奏を得意とし、YouTubeニコニコ動画にゲーム音楽などの演奏動画を投稿されているk-waves LABさん。ツイッターではゴッツーさんの名前で活動され、本業は東京・高井戸でクラフトビールのバーを経営されています。

実はk-waves LABさんはこのアルバム参加アーティストの中で唯一、私と直接面識がある方です。といってももう10年以上前になりますが、片霧烈火さんのアルバムに提供した曲でホイッスルを演奏していただいたことがあり、その収録の際に一度お会いしています。
その後はなかなか演奏していただく機会がなかったのですが、私が昨年ツイッターを始めてから久方ぶりにお名前をお見かけして、いつのまにかバーの経営者になっていて驚いた覚えがあります。

アイリッシュ楽器の優しい音色は個人的にも大好きで、とても癒されるのでぜひ聴いてほしいですね。


サクナの楽曲解説記事でも何度か触れましたが、全体的には和風のBGMの中にも、ファンタジーの要素としてアイリッシュの音色をところどころで使用しています。
アレンジアルバムにもその部分を出していければと思ったので、ぜひk-waves LABさんにご参加いただき、アイリッシュを凝縮したアレンジで演奏してほしいとお願いしました。

その後実際にゲームをプレイされ、「蕾 ―つぼみ―」と「盛 ―さかり―」の演奏動画を投稿していただきました。アルバムではこの2曲をつなげて、CD用にミックスし直した状態で収録しています。
和風なのにアイリッシュ」という独特の感覚が癖になる曲ですので、動画を見て気に入っていただけたら、ぜひ高音質なアルバムで聴いてほしいですね。





以下、メールインタビューの質問と回答です。

Q1.アルバムのリスナーへ向けて、簡単なプロフィールをご紹介ください。

主にアイリッシュ楽器を使った演奏動画などでマイペースに活動しております。
ネットでは普段はゴッツーというハンドルネームで通ってるかも?です。

Q2.「天穂のサクナヒメ」のアレンジの話を受け、また実際の楽曲を聴いてどのような印象を持たれましたか。

発売される前から米作りが題材の、インディーで作られた面白そうなゲームが出るぞということで気になっていましたが、大嶋さんが曲を作られてるとお聞きしてなお気になっておりました。
そしてまさかこうして声をかけてもらうとは思わなかったので驚くと同時に嬉しかったです!
題材的に和風な世界観の音楽だとは思うのですが、上手く現代的に落とし込まれていて、和の癖が強すぎずかつ世界観に馴染んで、プレイヤーの琴線を揺さぶる曲が多く素晴らしいと思いながら、実際にゲームの方も大変楽しんで遊ばせて頂きました。

Q3.アレンジで力を入れた点、リスナーにここを聴いてほしいという点はどのあたりでしょうか。

うちのアレンジはもうほとんど原曲を違和感なくアイリッシュ楽器の生演奏と打ち込みを合わせてほぼそのまま再構築させて頂いた感じです。
アイリッシュ楽器の生演奏で置き換わるとこのような表現になるのか、という違いを感じて頂けると幸いです。

Q4.「天穂のサクナヒメ」は和風アクションRPGですが、大嶋はところどころアイリッシュ楽器を使いました。
  今回はアイリッシュ楽器をメインにアレンジしていただいたわけですが、実際に和風の旋律とアイリッシュ楽器は相性が良いものなのでしょうか?

和風のフレーズなどは、実は特に笛系のアイリッシュの楽器などは、しゃくったりとか装飾音を入れたりなどのニュアンスで近い部分が割とあるのかなと思ってはいて、個人的には表現しやすいのですよね。
もちろんアイリッシュは厳密にはまた違うニュアンスにはなるのですが、そうやって自分が演奏して落とし込んでいくと、今回演奏させてもらったような感じになっていきます。
和楽器のニュアンスとの違いを楽しんでもらえると面白いかと思います。

Q5.告知や宣伝などありましたら、ご自由にお書きください。

特に告知はないのですが、自分は東京の高井戸という場所で、CRAFT BEER HOUSE KIWIというビアバーを1人で細々とやってまして、コロナ禍の中なかなかむずかしいところではあると思うのですが、興味ございましたらもしよければ遊びに来て頂けますと幸いです!