3月28日に発売される「別冊ele-king ゲーム音楽の最前線」という書籍に、私のインタビュー記事が掲載されました。

(目次より抜粋)
■いま、このひとに訊きたい
民族音楽やエレクトロニカを独自に消化する作曲家
民族音楽やエレクトロニカを独自に消化する作曲家
──『天穂のサクナヒメ』大嶋啓之インタヴュー
私自身は田舎に引きこもって一人でコツコツ曲を作っているだけなので、自分が最前線にいるとはまったく思えず、このようなところに名前が載るのは非常に畏れ多く場違いではないかと思っているのですが、「ぜひお話を伺いたい」と連絡があり取材を受けさせていただきました。
今回コンサートを開催するにあたり、音楽ライターの視点から楽曲解説記事を書いてほしいと思い昨年から連絡を取っていました。データを介してのやり取りだけでなく、必要があれば東京へ行く機会に時間を取って、直接お話もできますと伝えていました。
1月に現地打ち合わせ・ボーカル収録・新年会などの用事を固めて2日間上京する予定を組み、2日目の午前中が空いていたので、もしよろしければそこでお話ができますと伝えたところ、この書籍用のインタビューを受けていただけないかと提案されました。思ってもいない提案で驚きましたが、私の話などでお役に立てるのならばということで受けさせていただき、糸田さんと同じくライターの田中 “hally” 治久さんのお二人とお話をしました。
内容はこれまでの活動に関することから、ゲームミュージックから受けた影響、サクナの楽曲制作、今後の展望などについて書かれています。いただいた完成本によると、ゲーム音楽の最前線といっても制作現場や開発トレンドではなく、リスナーにとっての最前線という話なのだそうです。「いま、どこで、何が起きているのか」を知るための手がかりとなるものを目指して書かれているようで、160ページもの非常に深い内容となっています。
私はどれだけお役に立てたのかはわかりませんが、とても読み応えのある骨太の一冊となっていますので、興味を持たれた方はぜひお読みいただければ幸いです。