2025年3月1日に開催する大嶋啓之コンサート 『Gathering at the Vanity Fair』。前回に続き出演ミュージシャンをご紹介します。
第2回はhiyamaさん・Ryoさん・takaさんです。
・hiyama
Violin
hiyamaさんはヴァイオリンとDTMを得意とされるミュージシャンで、本業は別のお仕事をされていますが、その演奏やアレンジは趣味の域にとどまらず、YouTubeやXに多くのハイクオリティな演奏動画を投稿されています。そんな中で『天穂のサクナヒメ』の「颪 ―おろし―」を取り上げていただいたことがきっかけで、アレンジアルバムの構想を立てたという経緯は、以前にもブログで掲載させていただいています。
ただ、その後に開催されたオンラインライブではどうしても都合がつかず、お呼びすることができませんでした。アドリブを利かせたソロが生演奏ではさらに見応えのあるものになったと思うだけにとても残念で、今回の私のコンサートではぜひお呼びしたいと思って声をかけさせていただきました。
さらに今回はオリジナル曲「天路歴程」のアレンジもお願いすることにしました。上記のインタビュー記事からもわかるとおり、非常にリスペクトを持っていただいていることがとてもありがたく、そんな方にアレンジしていただけたら私も本望です。原形を残しつつとても素晴らしい楽曲になっていますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。
・Ryo
Concertina
Ryoさんは仙台で活躍するコンサーティーナ奏者です。コンサーティーナといっても馴染みのない方も多いかもしれません。説明するよりまずはこちらの動画をご覧ください。
ちょっと小さいアコーディオンのような、蛇腹状の楽器がコンサーティーナです。この楽器を使った『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』で流れる曲を実際に演奏したRyoさんの動画は、この記事を執筆している時点で128万回(!)も再生され、高評価を得ています。
私とはもともと接点がなかったのですが、今回のコンサートの楽曲を考えている中で、コンサーティーナを使った自作の音ゲー曲「創世のコンツェルティーナ」のロング版を作って生演奏にしたいという構想が生まれ、直接ホームページからコンタクトを取りまして、幸いにも出演していただけることになりました。なかなかに奏者の少ない楽器であり、しかもケルト音楽のトラディショナルな編成でなくバンド編成の中で演奏するというのもかなり希少な機会だと思います。自分としても非常に楽しみです。
・taka
Percussion
takaさんはパーカッション奏者として、コスモスカイオーケストラ等で活動されていらっしゃいます。以前にコスモスカイオーケストラでサクナの演奏をしていただいたご縁で、代表のやなぎさんと連絡を取ることができ、今回のコンサートで「樹 ―いつき―」のアレンジをご依頼したほか、会場の選定についてもアドバイスをいただきました。そんな中でパーカッション奏者についても相談に乗っていただいて、takaさんを推薦していただきました。
私の楽曲の特徴として民族音楽好きな面があり、その中でも特にパーカッションを用いることが多いです。今回生演奏にするにあたっても、パーカッション専門の奏者を加えることは最初から決めていました。それも一種類ではなく、例を挙げるとタブラ・ウドゥ・ボンゴ・締め太鼓・カスタネット・シロフォン・ウインドチャイムなど、楽曲によってそれぞれ違う楽器を使い分けていただきます。多彩な音色とグルーヴで楽曲を盛り上げるパーカッションの魅力をぜひご堪能ください。